“優勝請負人”モウリーニョ、初代ECL王者導き数々の偉業を達成 欧州制覇は5度目「際立っている」

ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督【写真:ロイター】
ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督【写真:ロイター】

イタリアのクラブが欧州制覇を成し遂げたのはモウリーニョ率いるインテル以来

 イタリア1部ローマは、5月25日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝で、オランダ1部フェイエノールトに1-0で勝利し、同大会の初代王者に輝いた。チームを率いたジョゼ・モウリーニョ監督は、史上初めてUEFAの3大会を制した監督になっている。

 ECLは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、UEFAヨーロッパリーグ(EL)に続く、第3の大会として今シーズンから創設された。この大会で初代王者となったローマを率いたのは、過去にCLを2度、ELを1度、ELの前身大会であるUEFA杯を制し、4度の欧州王者に輝いているモウリーニョ監督だった。

 試合は前半32分、DFジャンルカ・マンチーニのロングボールを受けたイタリア代表FWニコロ・ザニオーロのゴールでローマが先制する。このゴールを最後まで守り切ったローマが、1-0の勝利を収め、クラブ史上初のUEFA主催のタイトルを獲得した。

 データ会社「OPTA」の公式ツイッターは、今回の優勝により、モウリーニョ監督が成し遂げた偉業を紹介。1つ目として、「ASローマは、イタリアのクラブでは同じくモウリーニョ監督が率いていた2010年のインテル以来で、初めて欧州のメジャータイトルを獲得したクラブになった」と伝え、さらに「ジョバンニ・トラパットーニ監督以来、2人目となる欧州の5メジャータイトル獲得者となった。ポルトガル人は、UECL、2度のCL、2度のELを制した。際立っている」と、伝えている。

 優勝決定後の記者会見中には、選手たちが乱入。モウリーニョ監督にシャンパンやビールを浴びせた後、肩を組んで2007-08シーズンのコッパ・イタリア以来となるタイトル獲得を祝った。優勝請負人のモウリーニョ監督は、この先、ローマにいくつのタイトルをもたらすこととなるだろうか。

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