悪童バロテッリ獲得にキエーボが名乗り! 本人は移籍に前向きも年俸7億円がネックに

昨季ミランと同条件でも約4億円の負担に

 しかし、当のバロテッリはキエーボ行きに意欲を見せているという。同紙によると、バロテッリは友人に対して「キエーボに行くのはやぶさかではない」と話したとされている。母国イタリアでのプレーを継続することを望んでいるという。

 問題になるのは年俸の金額だともされている。バロテッリの年俸は600万ユーロ(約7億円)と言われるほど高額のため、単純な期限付き移籍でキエーボが簡単に支払える金額ではない。昨季のミランと同等の条件だとしても日本円にして4億円ほどの年俸負担が発生するため、それはプロビンチア(地方の小クラブ)にとっては大きな負担だ。代理人のミノ・ライオラ氏は以前イタリアメディアのインタビューに、「リバプールからは、ほぼノーコストで次のクラブが獲得できる条件を勝ち取る」と宣言していたが、実際のところその交渉がどうなっているかは不明だ。

 しかし、プレー先を探す状況にある悪童バロテッリにとっては、頼みの綱になりえる存在だ。デビュー以来ビッグクラブを渡り歩いてきたキャリアに、初めてプロビンチアのクラブ名が記される可能性はあるが、チームの王様として再出発することになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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