カバーニは「バルサ移籍を望んでいた」 C・ロナウド加入後の“舞台裏”に海外注目

マンチェスター・ユナイテッドでプレーするFWカバーニ【写真:AP】
マンチェスター・ユナイテッドでプレーするFWカバーニ【写真:AP】

夏の移籍市場でバルサ移籍を希望も、残留した結果キャリア最悪の成績に

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、2021-22シーズンで勝ち点「58」を獲得し、優勝したマンチェスター・シティとは勝ち点差「35」の6位とプレミアリーグが始まって以来、最低の成績で終えた。そんななか、チーム内で問題が起きていたことを米スポーツ専門局「ESPN」が分析。そのなかで、今季限りで契約が満了となるウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド獲得直後からクラブを離れたい希望を持っていたことを報じている。

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 ユナイテッドは5月22日に行われたプレミアリーグ最終節のクリスタル・パレス戦を0-1で落とし、シーズンを6位で終了した。この試合にフル出場を果たしたカバーニは、試合後にチームバスに乗り込む際に罵声を浴びせられると、バスの中から2度にわたって中指を立てて怒りを示した。

 2020年10月にユナイテッドと2年契約を締結し、伝統ある背番号7を付けたカバーニは、2020-21シーズンは公式戦39試合で17得点6アシストを記録。しかし、今シーズンは公式戦20試合で2得点1アシストと、個人としてもプロのキャリアで最低の成績にとどまった。

 今季のユナイテッドは、夏の移籍市場終了間際にロナウドが12年ぶりに復帰。C・ロナウドは復帰直後からゴールを挙げ、クラブは順風満帆なシーズンを送るかと思われた。しかし、その後は低迷し、11月にはオレ・グンナー・スールシャール監督を解任。ラルフ・ラングニック氏を暫定監督に据えたが、状況は好転しなかった。

「ESPN」は、「ロナウドが加入したことで、7番とレギュラーのポジションを失うこととなったカバーニは、移籍市場の最終盤にバルセロナからのオファーを受けようとした。しかし、クラブは拒否し、35歳にポジションを競うように伝えた」と伝えている。さらに、ある関係者が同メディアに語ったとされる言葉を、こう綴っている。

「カバーニは、これに対してとても激怒した。彼は新型コロナウイルスで、マンチェスターの生活に溶け込むのが難しいシーズンで、とても良い活躍を見せた。冬になると午後3時には暗くなり始める状況に信じられない様子だった。でも、彼はロナウドと一緒にプレーすることはないと理解していたから、バルサ移籍を望んでいた。結局、シーズンで先発したのはわずか8試合、ゴールも2得点のみだった。彼が残留したことで、誰一人として利を得られなかった」

 ラングニック暫定監督はクリスタル・パレス戦がカバーニのユナイテッドの選手としてのラストゲームであると語っており、今シーズンの契約満了に伴い、両者は別の道を歩むこととなる。苦しいシーズンを過ごしたカバーニとユナイテッドは来季、上昇することができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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