浦和×横浜FMは劇的ドロー決着 浦和ユンカーが圧巻ハットトリックも6試合未勝利

ユンカーのハットトリックで浦和がドロー決着【写真:Getty Images】
ユンカーのハットトリックで浦和がドロー決着【写真:Getty Images】

前半に横浜FMが3ゴール、後半に浦和が3ゴールの激闘

 浦和レッズは5月18日に横浜F・マリノスをホームに迎え撃ち、前半に3失点した後半にFWキャスパー・ユンカーがハットトリック達成の3得点を奪い3-3の引き分け。出入りの激しい展開のなか、リーグ6試合連続での引き分けになった。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 両者ともAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦したクラブで過密日程となり、浦和はFW江坂任を登録メンバー外、MFダヴィド・モーベルグがベンチスタート。横浜はMFマルコス・ジュニオールやFW仲川輝人がベンチスタートになり試合が開始された。

 横浜は浦和右サイドの守備の不備を突き、前半12分には左サイドへのサイドチェンジをきっかけに浦和守備網を切り崩して最後はFW水沼宏太が先制ゴール。同19分には再び左サイドから宮市がクロスを入れると、FWアンデルソン・ロペスがヘディングを決めた。

 さらに、横浜FMは前半30分、速攻からパスを受けた宮市が対峙するDFアレクサンダー・ショルツの外から巻き込むようなシュートを決めて追加点。昨夏に横浜に加入した宮市は、若くして欧州でのキャリアを選んで負傷とも戦いながら過ごしてきたこともあり、これがJリーグでの初ゴールになった。

 ハーフタイムを境に後半は浦和がボールを持つ回数が多くなった。そして、後半2分にはMF関根貴大のシンプルな背後へのパスにFWキャスパー・ユンカーが抜け出してゴール。横浜FMの浅い最終ラインの弱点を突く形になった。

 さらにMF小泉佳穂から背後に出たボールからユンカーが抜ける場面もあったが、DF畠中槙之輔が戻ってギリギリのストップ。両チームとも交代を使いながら、浦和は関根を右サイドバックに下げるなどスクランブル起用も見せた。

 すると後半36分、右サイドからのボールを途中出場のMF松尾佑介がフリックしてユンカーが抜け出し、そのまま持ち運んでGKとの1対1を制してゴール。浦和は勢いに乗った追撃を見せ、同44分には途中出場のMF大久保智明が左サイドのゴールライン際を突破して中央に入れたシュート性のボールをユンカーが押し込み、3-3の引き分けに持ち込んだ。

 横浜FMは首位の川崎フロンターレと2位の鹿島アントラーズを追う中で痛い引き分けになった。一方の浦和は3試合連続のスコアレスドローはストップしたものの、リーグ戦では6試合連続の引き分けとなり前半が悔やまれる試合になった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド