「漏れがないように見ていく」 森保監督、カタールW杯に向けた“未招集組”のテストには慎重な姿勢「確率的には少し低い」

日本代表の森保一監督【写真:AP】
日本代表の森保一監督【写真:AP】

海外組を招集できる6月、9月の計6試合でチーム作りを進める方針

 日本代表を率いる森保一監督が5月17日、定例のオンライン会見に登壇。6月にキリンチャレンジカップとキリンカップで計4試合を控えるなか、カタール・ワールドカップ(W杯)を見据えるうえで現実問題として未招集の選手をチーム作りに組み込んでいくのは容易ではないとの見解を示した。

 7大会連続のW杯出場を決めた日本は、本大会のグループリーグでスペイン、ドイツ、大陸間プレーオフの勝者(コスタリカかニュージーランド)と同居する“死の組”に入った。11月の大会開幕までの約6か月間でチームの底上げを図るなかで、6月の国際親善試合(パラグアイ戦、ブラジル戦、ガーナ戦、チリまたはチュニジア戦)、7月のE-1選手権、9月の代表ウィークでの活動が重要な鍵を握る。

 森保監督を含めた代表スタッフはJリーグの視察を続けているが、「ここまで呼んでいない選手をここから呼ぶのは厳しいのではないか?」という質問に対し、「可能性としてはあると思う」と断ったうえで自身の見解を述べた。

「これまでチーム作りをしてきて、ワールドカップへの準備としてこの6月から活動していく。7月に国内組だけのE-1選手権はありますが、国内外含めた準備期間は6月と9月だけ。計6試合でチーム作りを進めていかないといけない。これまで未招集の選手を招集していくのは確率的には少し低いと思う。ただ、見るという部分では、招集しているから選手を見ているのではなく、できるだけ多くの試合、選手を見て、漏れがないようにスタッフ全体で見ていく。そこはこれからも続けていきたい」

 5月20日に予定されている6月の日本代表戦メンバー発表で、森保監督のリストにはどのような顔ぶれが揃うのか、注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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