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「ジダンとスミスはあまりにも類似」 衝撃ビンタと衝撃頭突きに脚光…「スターは感情を抑え切れなかった」
ウィル・スミスの出来事を受けて、元フランス代表ジダン氏の頭突き事件に注目
第94回アカデミー賞授賞式が、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで現地時間3月27日に行われ、俳優のウィル・スミスがコメディアンのクリス・ロックを舞台上で強烈ビンタして衝撃を与えた。かつて元フランス代表の英雄MFジネディーヌ・ジダン氏がワールドカップ(W杯)決勝の舞台で相手から家族を嘲笑され頭突きしたシーンに重ね合わせ、「ジダンが頭突きをした時と、スミスの瞬間はあまりにも類似している」との声が上がっている。
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仏メディア「Foot 365」は「ウィル・スミス、ジネディーヌ・ジダンの頭突きを復活させる」と報道。問題のシーンは、ロックがスミスの妻で脱毛症を公言している女優ジェイダ・ピンケット・スミスに対して、髪の毛に触れるジョークを飛ばしたことが発端だった。直後、スミスは舞台上に上がり、ロックに平手打ちを見舞い、「妻の名前を口にするな」と激怒している。
この出来事を受けて脚光を浴びているのが、ジダン氏の頭突き事件だ。フランスとイタリアが対戦した2006年のW杯決勝。試合は90分で決着がつかず延長戦に突入したなか、延長後半5分、イタリアのゴール前でイタリアDFマルコ・マテラッツィがジダンを後ろから抱え込むようにマーク。クリア直後、ジダンに対してマテラッツィが家族を侮辱する言葉を投げかけたとされており、激昂したジダンはマテラッツィの胸元に頭突きを見舞った。これによりフランス代表の10番は一発退場処分となり、1人少なくなったフランスはPK戦の末に敗れ、W杯のタイトルを逃した。
記事では「不謹慎な相手から家族を守ったという事実が、ジダンの行為をスミスのそれと近づけている」と指摘。またSNSでジダン氏とスミスの行為について類似する声も上がっていると報じた。
そのなかから、ジャーナリストのサヒル・モハン・グプタ氏が自身のツイッターに綴ったコメントをピックアップ。「2006年のワールドカップ決勝で罵倒されたジダンが、マルコ・マテラッツィに頭突きをした時と、ウィル・スミスの瞬間はあまりにも類似しているのだ。大舞台で世界中が見ているなか、家族が攻撃された時、スターは感情を抑え切れなかった」と紹介されていた。