名門対決がまさかの結末… 鹿島の元日本代表GKが2年連続のポロリで浦和が逆転勝利

昨年10月の浦和戦でも痛恨ミス

 しかし、そこに水を差してしまったのが鹿島のベテランGK曽ヶ端だった。同23分に浦和MF関根貴大のシュートを相手FW李の正面に弾くミスを犯した。これは李の目の前でこぼれ球がイレギュラーバウンドして事なきを得たが、さらに同28分、浦和がカウンターから左サイドを武藤が突破すると、左足でグラウンダーのシュートを放った。曽ヶ端はこの正面に飛んできたボールを目の前にこぼしてしまい、すかさず李に蹴り込まれた。このシュートで浦和が2-1と逆転に成功し、鹿島にはこれが痛恨の決勝ゴールになった。

 日本代表4試合出場の実績を誇る36歳のベテラン守護神だが、昨年10月に同じカシマスタジアムで対戦した浦和戦でも、左サイドからのクロスをFW興梠慎三の目の前にこぼす凡ミスを犯した。これを豪快に蹴り込まれ、敗戦の原因になっていた。リーグ屈指の熱いカードとなる浦和戦で、2年連続のミスで敗因を作ってしまった。

 これで鹿島と浦和は年間勝ち点で46で並んだ。得失点差で鹿島が年間2位の座をキープしたものの、ホームでの痛恨の敗戦となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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