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ミラン本田が因縁のセリエA開幕戦! 昨季解任されたミハイロビッチ率いるトリノと激突
名物会長との間に起きた衝突 選手、サポーターも解任に反対した男気の鬼軍曹
今シーズンのイタリア・セリエAの日程が発表され、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランの開幕戦は8月21日に昨季途中まで指揮を執ったシニシャ・ミハイロビッチ元監督が今季就任したトリノと対戦するという因縁のカードになった。
本拠地サンシーロでの開幕戦で、鬼軍曹が帰ってくる。ミハイロビッチ監督は昨季のスタート時点でシルビオ・ベルルスコーニ会長のオーダーに応えてトップ下を置く4-3-1-2システムを採用し、本田もトップ下の一人として試された。しかし、セルビア人指揮官の判断でその方針は頓挫。4-3-3へと移り変わる中で、本田は秋ごろのゲームはほぼベンチスタートとなり、現地メディアではパンキナーロ(ベンチ要員)という屈辱的なニックネームをつけられた。
しかし、年末からは4-4-2システムが採用されて右サイドハーフのレギュラーを確保。献身的な姿勢が評価され、「立っていられる限りプレーしてもらう」と、逆サイドのMFジャコモ・ボナベントゥーラとともに不動のレギュラーとなった。しかし、トップ下を置かないことが会長の逆鱗に触れ、ライフワークである現場介入を拒否した中で5戦未勝利となった4月にミハイロビッチ監督は解任されていた。気骨あふれる指揮官の終盤戦の解任に、サポーターや選手は大反対した。
ミハイロビッチ監督解任後はミランは一気に失速した。会長子飼いでミランOBのクリスティアン・ブロッキ前監督がやってきたが、格下相手に勝ち点を落とし続け、リーグ戦では格下サッスオーロに抜かれ、7位に終わった。イタリア杯決勝もメンバーを落としたユベントスに延長戦の末に、敗北。欧州のカップ戦を3年連続で手にできなかった。
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