セビージャ会長がフランス人FWに接触するバルサとアトレチコを牽制 「47億円以下では売却しない」
昨季16得点のガメイロへのオファーを認めた上で、安売りしないと宣言
セビージャのフランス人FWケビン・ガメイロ獲得を巡って、アンダルシアの雄とバルセロナ、そしてアトレチコ・マドリードの間で三つ巴の戦いが起きている。そのなかでセビージャ会長が地元ラジオ局に出演し、「4000万ユーロ(約47億円)以下では売却しない」と両クラブをけん制した。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
ガメイロは身長172センチとストライカーとしては小柄ながら、昨季リーガでチーム得点王となる16ゴールを奪った。今季からホルヘ・サンパオリ監督が指揮を執り、日本代表MF清武弘嗣らが加入したなかでも得点源として期待を寄せられているが、その高い決定力はリーガの強豪バルサとアトレチコも目をつけており、特に興味を強く示しているのが闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコだという。
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝に終わったこともあって、シメオネ監督は補強の必要性をフロント側に説き、「9番」、すなわちストライカーの強化に力を入れようとしている。
そうしたなかでチェルシーの元スペイン代表FWジエゴ・コスタの古巣復帰を画策したものの、アントニオ・コンテ新監督はこのオファーを拒否。そこでフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンと同じフランス人のガメイロにターゲットを変更したという。セビージャのホセ・マリア・デル・ニド会長も接触があったことを認めている。
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