「ミスターELがそこにいた!」 フランクフルト鎌田、ラウンド16第1戦の決勝点を独メディア評価

フランクフルトMF鎌田大地【写真:AP】
フランクフルトMF鎌田大地【写真:AP】

鎌田は今季EL4ゴール目をマーク

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は現地時間3月9日に各地でラウンド16の第1戦を開催。日本代表MF鎌田大地、元日本代表MF長谷部誠を擁するドイツ1部フランクフルトは、アウェーでスペイン1部ベティスと対戦し、2-1で勝利した。ドイツ放送局「Hessenschau」は、「コスティッチと鎌田がフランクフルトを準々決勝進出の夢を見させる」と報じている。

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 フランクフルトは鎌田が左ウイングで先発出場。前半16分にセルビア代表MFフィリップ・コスティッチのゴールで先制したが、同30分には同点に追いつかれてしまう。それでもすぐに反撃を見せ、再び勝ち越すゴールを奪ったのが、鎌田だった。

 前半32分にスイス代表MFジブリル・ソウが相手のパスをカットしたところからカウンターを仕掛けたフランクフルトは、デンマーク代表FWイエェスパー・リンドストロームのドリブルから、チャンスを作り出す。相手選手を引き出したリンドストロームのパスを鎌田が受けて、右足でシュートを決めた。

「Hessenschau」は、このシーンについて「ミスターELの鎌田がそこにいた。ベティスのDFの決定的なミスのあと、イェスパー・リンドストロームのアシストからゴールを決めた。これが日本人選手にとって(今季)EL7試合目で4つ目のゴールだ」と、伝えている。

 結局、このゴールが決勝点となり、フランクフルトは2-1で貴重なアウェー勝利を挙げた。フランクフルトのオリバー・グラスナー監督は、この日のチームのパフォーマンスを喜びつつも、「まだハーフタイムに入ったところ」と、第2戦への警戒を緩めない。リーグでは苦戦の続くフランクフルトだが、ELでは準々決勝進出に近づく結果を手にしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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