新生マンCで進む大改革 古巣バイエルンとの初陣に敗戦も“ペップ流”の片鱗を見せる

不運な形で失点し敗戦も、初陣でペップの哲学を垣間見せる

 マンチェスター・シティの新監督に就任したペップことジョゼップ・グアルディオラ監督が、古巣バイエルン・ミュンヘンと親善試合を実施。昨季までの本拠地アリアンツ・アレーナでの古巣との初顔合わせは0-1での敗北となり、シティでの初陣を飾ることはできなかった。

 “ペップ・シティ”はイングランド代表GKジョー・ハートら欧州選手権(EURO)に参加した主力やドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、スペイン代表FWノリートなど新戦力の目玉は不在。新加入選手では“ウクライナの至宝”と呼ばれる19歳のMFオレクサンドル・ジンチェンコが、初出場初先発を飾った。ペップは4-2-3-1システムで試合に臨んだ。昨季までアーセナルの主将を務めたミケル・アルテタもアシスタントコーチとして、ペップとともにベンチから戦況を見つめた。

 一方、ペップの後任としてカルロ・アンチェロッティ監督が就任したバイエルンは、元ドイツ代表の主将MFフィリップ・ラーム、スペイン代表MFシャビ・アロンソ、オーストリア代表MFダビド・アラバの豪華メンバーが3センターハーフを形成する4-3-3システムでスタート。FWフランク・リベリーも先発出場した。

 試合は後半31分に、シティDFのパスが主審に当たってこぼれたところを、途中出場のバイエルンFWエルダル・オズトゥルクが拾うと、左サイドからドリブルで中央に侵入して右足を一閃。シュートはDFに当たってコースが変わり、ニアサイドを破った。シティにとっては不運が重なったこの一撃が決勝点となり、バイエルンが1-0で勝利している。

 

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