トルコで復活したドイツ代表FWが苦渋の決断… 政情不安によりプレー続行を拒否
昨季得点王に輝きベジクタシュ優勝に貢献したゴメス SNSに思いを綴る
欧州選手権(EURO)で2得点を決めて、ドイツのベスト4入りに貢献したFWマリオ・ゴメスが、クーデターに揺れるトルコ・ベジクタシュでのプレー続行を拒否。昨季はリーグ王者となるなどトルコで充実の時を過ごしたストライカーは、残留希望を明かしながら、地元サポーターに対して「理解して欲しい」と悲痛な訴えを起こしている。
ゴメスは昨夏、セリエAのフィオレンティーナから1年間の期限付き移籍でベジクタシュに加入。33試合で26得点を挙げて得点王を獲得するなどチームを牽引。7シーズンぶりとなる覇権奪還に大きく貢献した。契約には完全移籍が可能なオプションも付けられていた。トルコでの生活に充実感を感じていたゴメスだが、情勢不安の続く同国を去る苦渋の決断をした。自身のフェイスブックに思いを綴った。
「非常に難しい問題で、たくさん考えなければいけなかった。ベジクタシュのファンに伝えるのはとても気が重いけど、僕はこのユニークなスタジアムで、偉大なクラブの素晴らしいファンの前で、これ以上プレーすることはない。理由はあくまで政治的な問題だ!」
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