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「国籍による差別には反対だ」 渦中のロシア代表主将、ウクライナ選手からの非難へ反論
ウクライナ代表DFミコレンコが非難、ロシア代表主将DFジューバがSNSでメッセージ投稿
ウクライナ侵攻を巡り沈黙を続けたとして、同国代表DFヴィタリー・ミコレンコ(エバートン)から非難を受けたロシア代表主将DFアルテム・ジューバ(ゼニト・サンクトペテルブルク)が、自身のSNS上で反論。自国への批判を「ダブルスタンダード」だと非難している。
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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の余波はサッカー界にも広がり、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)はロシア代表およびロシアリーグに所属するクラブチームに対し、国際大会への参加を停止する制裁措置を取ることを発表。各国リーグでは、ウクライナへ連帯を示す動きが続々と示されている。
ウクライナ出身選手たちは自ら声を上げ、マンチェスター・シティの同国代表MFオレクサンドル・ジンチェンコはSNSを通じてロシアのウラジーミル・プーチン大統領を痛烈に非難。また、エバートンのミコレンコもSNS上で、この戦争について沈黙を守っているロシア代表主将のジューバに対して、怒りのメッセージを投稿していた。
そんななか、渦中のジューバが自身のインスタグラムにメッセージを投稿。ウクライナ人の父親とロシア人の母親を持つジューバは、「政治家ではない」との理由からこの一件へコメントするのを控えていたことを明かしつつ、長文のメッセージで非難に対する反論を述べている。
「戦争は怖い。しかし、私がショックを受けるのは、日々大きくなっていく人間の攻撃性と憎悪だ。国籍による差別には反対だ。ロシア人であることを恥じてはいません。私はロシア人であることを誇りに思っています。そして、なぜ今、アスリートが苦しまなければならないのか、理解できないのです。
ダブルスタンダードに反対だ。なぜ、すべてを我々にぶら下げるのか。スポーツは政治から切り離せと叫んできたのに、いざロシアとなると、この原則が完全に忘れ去られてしまうのはなぜか。繰り返しになるが、戦争は怖い。ストレスがかかると、人は本性を現し、時にはネガティブになる。立場や職業に関係なく、今、すべてのロシア人にどれほどの怒りが注がれていることだろう。何千人もの人々が侮辱や脅迫を書き込む」
投稿の最後には「P.S.(追伸)」として「イギリスの邸宅に腰を下ろし、嫌なことを言う一部の選手たちへ:そんなことで私たちが怒るはずがない。みんなに平和と優しさを!」と綴られ、沈黙を破った。