観衆5万人超えの埼玉ダービーはドロー 柏木芸術FK弾も浦和2度のリード守れず6連勝ならず

ワンタッチゴーラー武藤の公式戦15戦ぶりゴールで再び勝ち越しも

 熱戦のダービーは痛み分けに終わった。17日のJ1セカンドステージ第4節は、浦和レッズ対大宮アルディージャの“さいたまダービー”が行われた。5万3951人の大観衆が見守る中で行われたゲームは、浦和が2度に渡ってリードを奪ったものの大宮が追いつき2-2の引き分けに終わった。

 試合開始当初からボール保持率を高めた浦和の先制点は前半37分だった。ペナルティーエリアすぐ外のやや右寄りで得たフリーキックを、日本代表MF柏木陽介が左足で直接狙った。緩やかな弧を描いたボールはニアサイドのクロスバーギリギリのところに巻いて落ちるボールで吸い込まれ、浦和が1-0とリードを奪った。一方の大宮も、前半アディショナルタイムにコーナーキックからFW江坂任が豪快なヘディングシュートを決めてゴール。1-1の同点でハーフタイムを迎えた。

 後半も先手を取ったのは浦和だった。同14分、右サイドをMF関根貴大がスピードに乗ったドリブルで突破すると中央へクロスを供給。そこに相手マークを外したMF武藤雄樹が走り込んでヘディングで流し込み、2-1と勝ち越した。武藤は4月29日の名古屋グランパス戦以来、実に公式戦15試合ぶりのゴールになった。

 

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