FW鈴木唯人が縦パスをうまくコントロールして同点弾を奪取

　清水エスパルスは、2月19日にホームで行われた北海道コンサドーレ札幌との開幕節で1-1と引き分けた。3年目の20歳FW鈴木唯人が「神トラップ」から今季チーム第1号ゴールを奪い、ファンらも興奮のコメントが寄せられている。

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　清水は前半15分、ゴール前でこぼれたボールを札幌MFルーカス・フェルナンデスに右足ボレーシュートを決められ、先制を許してしまう。さらに同35分、ペナルティーエリア内でDF立田悠悟がハンドを犯し、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）の確認の末、PKを献上。このピンチは日本代表GK権田修一がシュートストップを見せ、1点ビハインドで前半を折り返した。

　清水は後半開始からFWベンジャミン・コロリ、さらに同19分にMF滝裕太とMF髙橋大悟を投入して勝負を仕掛ける。すると、後半23分にMF原輝綺が鋭い縦パスを前線へ送ると、鈴木唯が反応。華麗なファーストタッチでDF宮澤裕樹を振り切り、ペナルティーエリア内へ。中央へ目線のフェイントを入れたうえで、右サイドの角度のないところからGKの動きを冷静に見極めてゴール左にシュートを突き刺し、貴重な同点弾を奪った。

　スポーツチャンネル「DAZN」公式YouTubeチャンネルは、「“神トラップ”から日本の若きホープ、鈴木唯人が打ち抜く！」と題してゴールシーンの動画を公開。ファンからは「飛び出し、トラップ、シュート、全て最高」「雨降ってる中でこの難しいトラップはすごい」「あの一瞬の駆け引き凄いな」「今シーズンまじで大化けしてほしい！」と期待を寄せるコメントが相次いだ。

　鈴木は今年1月の日本代表の候補合宿に追加招集され、A代表も経験した期待の星。飛躍のプロ3年目にできるだろうか。