ベンゲルの“解説者兼務”禁止令で、英雄アンリがアーセナル下部組織コーチを辞任

アンリ氏がインスタグラムで発表

 アーセナルの下部組織コーチと解説者を兼務していた元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が、アーセナルU-18チームのアシスタントコーチを辞任した。アンリ氏がインスタグラムで発表した。

「アーセン・ベンゲルの決定を尊重する。彼ら(U-18チーム)の監督であるクワメ・アンパドゥと子どもたち、そして、クラブに関わる全ての人間の幸運を祈りたい」

 アンリ氏はアーセナルのロゴマークとともに、こう声明を発表した。アーセナル通算228得点というクラブ記録を持つアンリ氏は、衛星放送「スカイ・スポーツ」と6年契約で総額2500万ポンド(約34億円)という大型契約を結んで話題となった。そして欧州選手権の期間中は、英公共放送「BBC」で解説を務めていた。

 その一方で、 プレミアリーグクラブやUEFA管轄のコンペティションでも指揮を執れるUEFAのプロライセンス取得の手続きをアーセナルで進めていた。次期監督として期待を集めていたが、ベンゲル監督はコーチとしてのキャリア一本化をアンリ氏に迫っていた。

 

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