「クラブを去ることがベストかも」 南野拓実、リバプール退団の選択肢を専門メディア推奨「彼次第だ」

リバプールに所属する日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールに所属する日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】

来年1月にサラーとマネが不在となるなかで、南野はどのような決断を下すか

 イングランド1部強豪リバプールに所属する日本代表MF南野拓実は、レギュラーとしての出場機会を得られている状況ではない。リバプール専門サイト「リバプール・コム」では、「去ることがベストかもしれない」と厳しい批評を受けた。

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 南野は12月22日のリーグカップ(カラバオカップ)準々決勝レスター戦、2-3で迎えた後半アディショナルタイム5分に右サイドからのアーリークロスを胸トラップすると右足ボレーでゴール。3-3の同点に持ち込んだPK戦ではキックを失敗してしまったが、劇的ゴールでベスト4進出の立役者になったとも言えるだろう。

 一方で、レポートではこの試合のマッチデー・プログラムで南野が出場機会の少ない現状について、「選手として、僕はいつも全試合に出たいと思っている。出場機会に恵まれない選手にはある種のフラストレーションがあると思うけれど、僕はそのフラストレーションをポジティブな姿勢に変えていきたい。もっとプレーするために、毎日たくさんの努力をしている。もっと試合に出たいし、もっといいプレーができることを証明したいので、悔しさをバネにすべてをポジティブに変えている」とコメントしたとしている。

 そのうえで、この「フラストレーション」の部分と、エジプト代表FWモハメド・サラーやセネガルFWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが所属する攻撃陣の中で、現状と南野の力量について厳しい言葉が並べられた。

「彼のゴールはリバプールを準決勝に導くのに不可欠なものだが、今シーズンのプレミアリーグではほとんどボールを蹴っておらず、6試合でわずか40分しかプレーしていない。試合出場の少なさは、南野の選手としての能力を反映しているわけではなく、単にサラー、フィルミーノ、マネ、ジョッタの4人が高いレベルで機能していることに過ぎない。彼らはみんな南野の前に立っている。

 クロップ監督が南野をレギュラーとして起用しないのは、南野のフィジカル不足のせいかもしれない。ジョッタは身長がほぼ同じだが、彼のほうがよりしっかりとした体格を持っているからだ。南野はよく理解している。リバプールほどのクラブで縁の下の力持ちを続けるか、イングランドやほかの国の小さなチームでレギュラーを狙うかは、彼次第だ。彼の不満は理解できるが、トップチームでの本格的な活躍は望めず、クラブを去ることがすべての関係者にとってベストかもしれない」

 来年1月にはアフリカ・ネーションズカップによりサラーやマネがチームを離れるため、その間の戦力として期待されているという報道も多い。しかし、1年前の冬の移籍市場で出場機会を求めてサウサンプトンに期限付き移籍したように、キャリアの中では選択肢もあるのだろう。冬の移籍市場、あるいは今季終了後には違った選択肢も現実的になってくる可能性はありそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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