メッシまさかのPK失敗でタイトル目前に涙 南米選手権はチリが120分PK戦の死闘制し連覇達成!

前半で両チームから退場者の波乱

 コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)決勝戦はアルゼンチンとチリの両チームが前半で退場者を出す展開となり、PK戦にもつれ込む激闘となった。PK戦ではFWメッシが失敗するなどの展開となり、チリが連覇を達成した。

 昨年大会と同カードとなった決勝戦、前回王者のチリはMFビダルの出場停止が明け、雪辱を期すアルゼンチンはMFディ・マリアが負傷から復帰するなど、両チームがベストメンバーをそろえた。

 試合開始16秒、メッシのパスを受けたMFバネガが鋭いミドルシュートを打ち、激闘を予感させる立ち上がりとなった。前半17分にはメッシが自ら得た直接FKを狙ったが、バルセロナの同僚GKブラボにセーブされた。

 メッシのFKから3分後、アルゼンチンに大チャンスが訪れる、相手DFのトラップミスを奪ったFWイグアインがブラボと1対1になってボールを軽く浮かせたが、ゴール枠をとらえられず決定機を逃した。それでもセットプレーからDFオタメンディが際どいヘディングシュートを放つなど、序盤はアルゼンチン優勢でゲームは進んだ。

 その中で27分、試合を大きく揺るがす判定が下る。メッシのドリブル突破を身体ごと止めに行ったDFディアスがこの日2枚目の警告を受け、退場処分が下る。その後は両チームがフラストレーションを溜め、37分にMFマスチェラーノとビダルが小競り合いを起こしてお互い警告を受けたかと思えば、メッシにもペナルティエリア内でのシミュレーションがあったとしてイエローカードが提示された。

 そして42分にはDFロホがビダルを後ろから倒し、危険な方法でタックルしたと判断され一発レッドカード。これで両チーム10人ずつとなり、大荒れのまま0-0で前半を終えた。

 

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