鹿島がJ1ファーストステージを制覇! ”常勝軍団”復活へ、7年ぶりのリーグタイトルを獲得

山本、土居の2発で福岡に快勝収める

 首位でJ1ファーストステージ最終節を迎えた鹿島アントラーズは、ホームで最下位のアビスパ福岡と対戦し、日本代表FW金崎夢生、MF柴崎岳のアシストもあって2-0と勝利。2位川崎フロンターレとの優勝争いを勝ち点1差で制し、2009年に前人未踏の3連覇を達成して以来となるリーグタイトルを獲得した。

 勝てば文句なしで優勝の鹿島は、日本代表DF昌子源、攻撃のアクセントとして不可欠な存在となったブラジル人MFカイオを出場停止で欠く陣容。序盤に福岡のFWウェリントン、U-23日本代表候補MF金森健志、18歳のMF邦本宜裕らを中心とした積極的な攻めに受けに回る展開となった。

 しかし前半16分にDF山本脩斗がカットインから際どいシュートを放てば、4分後には後方から手数をかけずにFW土居聖真がフィニッシュへ持ち込むなど、徐々にペースを握り始める。

 そして同27分、待望の瞬間がやってくる。柴崎が右CKでキッカーを務めると、正確なキックでゴール前にクロスを送る。するとフリーとなった山本がヘディングで合わせて、鹿島にとって大きな先制点を奪った。

 そして10分後には右サイドの最終ライン裏を抜けたFW金崎がゴール前へ冷静にラストパスを送ると、マークを外した土居が落ち着いてゴール左へと蹴り込み、2-0とリードを広げた。

 日本代表としても活躍するふたりのお膳立てからの2点。最高の展開で前半を折り返した鹿島は、後半に入ると余裕を持った試合運びで時計の針を進め、歓喜の瞬間を迎えた。

 

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