「これはイジメ」 イラン女子GK、性別疑惑の浮上に反論 「私は女性です」「訴える」

イラン女子代表GKゾフレ・コウダイ【写真:Getty Images】
イラン女子代表GKゾフレ・コウダイ【写真:Getty Images】

GKゾフレ・コウダイの性別疑惑をヨルダンサッカー連盟が指摘

 イラン女子代表GKに性別疑惑が浮上している。今年9月に行われたアジアサッカー連盟(AFC)女子アジアカップ予選で対戦したヨルダンのサッカー協会が、AFCへ調査を依頼。これに対し、選手本人が「これはヨルダンのイジメだ」と反発していると、海外メディアが報じている。

 イラン女子代表は、9月25日にアジアカップ予選でヨルダン女子代表と対戦。試合はスコアレスのままPK戦へと突入し、イラン女子GKゾフレ・コウダイが2本のシュートをセーブする活躍を披露した。チームはPK戦を4-2で制し、来年1月に開幕する本大会の出場権を獲得している。

 しかし、ヨルダンサッカー協会は、GKコウダイの性別疑惑を指摘。AFCに対して「性別確認の要求」を提出し、同国サッカー協会会長のアリ・ビン・アルフセイン王子は、自身のツイッター上で公式文書を公開している。

 これに対し、選手本人は強く反発している。英メディア「スポーツ・バイブル」は、「イラン女子GK、『自分は男だ』という主張を否定」と見出しを打ち、この一件に対しトルコメディアに語ったインタビューを紹介。「私は女性です。これはヨルダンのイジメ。私はヨルダンのサッカー協会を訴えます」と述べている。

 記事によると、イランサッカー協会も「医療スタッフは、この点での問題を回避するために、代表チームの各選手をホルモンの観点から慎重に検査している。ファンには心配しないよう伝えている」と、選手の主張を擁護。AFC側は今のところノーコメントを貫いているといい、今後の動向に注目が集まりそうだ。

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