熾烈なJ1残留争い ホーム白星の仙台が最下位脱出、逆転勝利の湘南は降格圏から浮上
湘南は横浜FCとの一戦を劇的な逆転勝利で制す
熾烈なJ1リーグ残留争いは、22~24日に行われた第33節で二つの直接対決も行われ、湘南ベルマーレは劇的な逆転勝利で降格圏から抜け出し、ホームで勝利したベガルタ仙台は最下位脱出に成功した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
新型コロナウイルスの感染拡大とその影響を受け、昨季のJ1は降格チームがなく、J2からは2チームが昇格して今季は20チームで戦っている。その結果、今季は例年よりも1チーム多い4チームが降格する。
試合前の時点で双方が降格圏内にいた湘南(勝ち点28)と横浜FC(勝ち点25)の対戦は、後半18分に湘南のミスを突いてMF松尾佑介のゴールで横浜FCが先制した。しかし、湘南はそこから見事な反撃を見せた。まずは後半33分にFW大橋祐紀が相手GKとの1対1を冷静に浮かせて決め、さらには同44分にMF山田直輝がゴール前でヘディングシュートを決めて勝ち越した。
いずれも途中出場の選手がゴールを奪い、9月に入って就任した山口智監督体制での初勝利をマーク。これによって湘南は勝ち点31に伸ばして16位に浮上し、降格圏の上に出た。一方の横浜FCは最下位に沈み、残り5試合で状況は厳しさを増した。
また、16位の徳島ヴォルティス(勝ち点29)と、降格圏内の18位にいる大分トリニータ(勝ち点27)の対戦になったゲームは、ホームの徳島が後半25分にFW宮代大聖が鮮やかなシュートを決めて先制に成功。しかし、10分後に大分はMF町田也真人のゴールで追いついて敗戦を免れた。
勝ち点1ずつを分け合った両者は、徳島が勝ち点30で17位と降格圏へ後退。大分も同28の18位で順位は変わらずと、まさに痛み分けという言葉がぴったりの結果になり、ライバルに差をつけることはできなかった。