長友の評価がV字回復 地元記者の採点は6・5点「カリアリ戦でのミスを消し去った」

 

欧州リーグ、カラバフ戦で2-0勝利に貢献

 

 インテルの日本代表DF長友佑都が2日のUEFAヨーロッパリーグのホーム、カラバフ戦(アゼルバイジャン)で先発フル出場し、2‐0勝利に貢献した。長友は3-5-2システムの右ウイングバックで攻守に奮闘。9月28日のカリアリ戦前半で退場処分となり、イタリア3大スポーツ紙からいずれも単独最低点と低評価を受けていたが、この日の献身性でメディアの評価もV字回復を遂げている。

 イタリア一般紙ラ・レプブリカの番記者、アンドレア・ソレンティーノ氏は長友に6・5という合格点を与えている。

「よく走って運動量豊富だった。日曜日のカリアリ戦でのミスを、今日の試合で消し去った。長友は成長している。コンディションも上がっている」

 最下位カリアリ相手に1-4惨敗を喫する引き金になった前半27分の退場という失態を、この日のプレーで帳消しにしたと評価されている。

「カリアリ戦よりも悪いプレーはできようがない」と話したソレンティーノ氏は「右サイドのスペースでよく走っていた。ミスはなかった。攻撃面でも守備面でもだ。本当によくやっていたし、今日はポジティブだった」と長友のパフォーマンスを評している。

 昨季チームで抜群の安定感を誇ったダイナモの株価はカリアリ戦で底を打ったが、不屈の闘志の持ち主は早くも巡ってきた汚名返上のチャンスで、渾身のパフォーマンスを見せた。辛口な地元メディアの目にも長友株の回復は見て取れているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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