田中碧が最高点、「ベンチが妥当」の最低点は? 英国人記者が豪州戦“先発11人”を採点

違いを見せた田中、「立場がさらに危機的状況」の大迫

【MF】
■遠藤 航(シュツットガルト) 7点
柴崎外しの恩恵で、より効果的に。遠藤の読みと無尽蔵のスタミナが生きた。五輪以来の田中とのコンビは今や中盤の屋台骨。

■田中 碧(デュッセルドルフ) 8点
ピッチ上で両軍最高の選手。前半8分のクールな先制点のみならず、近年緩慢だった中盤にエネルギーを注入した。なぜここまで彼を招集しなかったのか。代表の舞台で輝ける能力を証明。最大の違いを見せつけた。

■守田英正(サンタ・クララ) 6点
田中と遠藤との相互理解が最大の勝因。エリア前のタックルでフリーキックによる失点の原因となったが、サッカールーズをハードなチェックでボールロストに導く。

■南野拓実(リバプール) 6点 
田中のゴールは南野のタッチライン側の素晴らしいプレーから生まれた。守備を引きつけ、完璧なボールをエリアに出した。キレは完璧ではないが、十分なパフォーマンス。

■伊東純也(ヘンク) 6点
スピードでDFアジズ・ベヒッチ(16番)を蹂躙し続けたが、結果につながらない。浅野を差し置いて先発する幸運を手にしたが、不動とも言うべき定位置確保には遠いか。

【FW】
■大迫勇也(ヴィッセル神戸) 5点
チーム内での立場がさらに危機的状況に。森保監督が信頼すべき別の選択肢がいるなら、ベンチが妥当。サウジ戦に続き、また絶好機でミス。嗅覚が心配。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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