森保監督、痛恨2敗目もW杯出場に自信「諦めなければ必ず切符はつかみ取れる」

日本代表の森保一監督【写真:ⓒJFA】
日本代表の森保一監督【写真:ⓒJFA】

失点シーンについては「疲労が見えているなかで、合わなかったシーン」と分析

 日本代表は現地時間7日(日本時間8日)、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループB第3節でサウジアラビア代表と対戦。9月の2試合を終えて勝ち点3でグループ4位だった日本にとって、2連勝したい一戦を0-1で落とした。

 両チームの高いインテンシティーと堅守が目立った一戦。前半はスコアレスで終了したが、後半26分に日本はMF柴崎岳のバックパスがミスになり、サウジアラビア代表FWフェラス・アルブリカンにボールを渡してしまう。ここまでビッグセーブを見せていたGK権田修一の股を抜かれる形で、先制点を許してしまった。

 森保一監督は、今予選で初めて5枚の交代カードすべてを切り、同点ゴールを目指す。しかし、日本は最後まで得点を挙げられないまま0-1で敗れ、最終予選3試合目で2敗目を喫してしまった。

 試合後、森保監督は「選手たちはこの完全アウェーの中でも、素晴らしいファイトをしてくれたと思います。しかしながら、結果が厳しいものになってしまった。そこが残念なところです」と試合を総括した。

 試合のなかでピンチはあったものの、GK権田のセーブもあり日本は無失点に抑えていた。後半26分に喫した失点は、相手に崩されたのではなく、自分たちのミスが原因だ。この失点シーンについて問われた指揮官は、「選手たちが全力を尽くして戦っているなか、後半に疲労が見えているなかで、合わなかったシーンが失点になってしまったと思います」と、疲労の影響であると分析した。

 3節を終えて、日本は早くも2敗。サウジアラビアとはすでに勝ち点6の差を付けられた。それでも、森保監督は「結果は非常に厳しいものとなっているが、W杯出場に向けてまだまだ諦めなければ必ずW杯に行く切符はつかみ取れると思っています」と、前を向いた。

 森保監督も現役時代に選手として経験した1993年の「ドーハの悲劇」を最後に、日本はアジア最終予選で敗退したことはない。苦しい予選のスタートとなっているが、指揮官はチームを立て直し、日本を7大会連続のW杯出場に導けるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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