南米王座奪還に燃えるボカが元エースに掟破りのオファー! 「1カ月だけ来てくれ」

現インテルのパラシオに異例の直接交渉と伊紙が報じる

 南米制覇への執念と言うべきか、都合のいい話と言うべきか……。アルゼンチンのボカ・ジュニアーズが、インテルの元アルゼンチン代表FWロドリゴ・パラシオに一風変わったオファーを提示している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、「パラシオとボカの間に“おかしな”オファー。『1カ月だけ来てくれ』」との見出しで特集している。

 現在、クラブチームの南米チャンピオンを決めるリベルタドーレス杯はベスト4が出揃い、ボカはそこに名を連ねている。準決勝ではエクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェと、7月8日と15日にホーム&アウェー方式で激突し、勝利すれば決勝に進出する。

 南米制覇に執念を燃やすボカは、その期間限定でパラシオに対して加入のオファーを提示したという。期間は約1カ月となり、文字通り“助っ人”としての参戦を直接選手へ打診したと報じている。しかし、パラシオはインテルと来年6月まで契約を更新したばかりで、クラブに断りなく選手サイドに直接交渉を仕掛けるという、本来はルール違反となる行為だという。

 ボカにとってのパラシオは、2005年から09年までエースとして活躍し、07年の南米チャンピオンに導いた英雄でもある。そして、それ以来ボカは南米チャンピオンの座から離れている。タイトル奪還の強い思いがボカを突き動かした結果であると思われるが、果たして異例の短期オファーの結末はどうなるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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