開始36秒で失点の浦和がFC東京に逆転勝利 FW江坂の決勝ゴールで7試合負けなし

浦和は後半には江坂が逆転弾【写真:Getty Images】
浦和は後半には江坂が逆転弾【写真:Getty Images】

キックオフ直後に失点も、前半のうちに追いつくと、後半には江坂が逆転弾

 浦和レッズは25日、アウェーでのリーグ第30節・FC東京戦に臨み、開始直後の失点を取り返して2-1の逆転勝利。日本代表DF酒井宏樹は、夏のウインドーでJリーグに復帰後、初ゴールを決めた。

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 浦和はこの日もMF小泉佳穂とMF江坂任を前線に並べる布陣を継続。中2日のゲームになったFC東京は、最終ラインに日本代表DF長友佑都が継続出場した一方、FWディエゴ・オリヴェイラとMFアダイウトンをベンチスタートにして試合に入った。

 その開始36秒、FC東京は最終ラインでDF森重真人がボールを持つと、前線へロングボールを一発。ここでFW田川亨介が酒井の背後を取って抜け出し、GKとの1対1を冷静に決めて、記録上は前半1分の先制ゴールとなった。浦和は、これがリーグ戦では6試合ぶりの失点になった。

 その後は浦和がボールを保持する時間が長くなり、FC東京はなかなかカウンターも繰り出せない時間になった。それでもFC東京のコンパクトなブロックに浦和は手を焼いて、スローインからのミスでMF安部柊斗にボールカットからのシュートを許す場面もあった。

 攻めあぐねた浦和だが前半アディショナルタイム、敵陣に相手を押し込んだ状態からMF柴戸海が縦パスをペナルティーエリア内に入れると、MF平野佑一が相手を引き付けてラストパス。ここに走り込んだ酒井が右足で流しこんだ。一度はオフサイドと判定されたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックでオンサイドだと判定が変わりゴールが認められた。

 今夏の移籍期間にフランス1部マルセイユからJリーグに復帰した酒井は、これが浦和加入後の初ゴール。試合は1-1で前半を終えた。

 FC東京の長谷川健太監督はハーフタイム明けからD・オリヴェイラ、後半15分にはアダイウトンを投入して圧力をかける姿勢を見せた。一方で浦和のリカルド・ロドリゲス監督も同19分にFWキャスパー・ユンカーを投入し、こちらもゴール前への迫力を出しにかかった。

 そこで迎えた同21分、浦和はこの交代で左サイドにポジションを移したMF関根貴大がボールを受けると、そのまま持ち出して左足で強烈なミドル。これがクロスバーに当たって跳ね返ったところを江坂が流しこんで2-1と逆転に成功した。

 後半33分にはアダイウトンとの接触で傷んだ酒井がDF西大伍との交代を強いられるアクシデントがあったものの、ラスト5分ではDF槙野智章も投入して逃げ切った浦和がリーグ戦2連勝。連続無敗を7試合に伸ばして、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を得あられる3位争いに貴重な勝ち点3を手にした。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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