メッシが魅せた! 南米選手権に初登場、26分間で電光石火のハットトリック達成

主役候補に受難の今大会で輝けるか

 メッシの勢いは止まらない。同33分には自らがファウルを受けて得た右約22メートルの直接FKを鮮やかな弾道で蹴り込んだ。同42分には真骨頂のドリブル突破からの切り返しで相手マーカーを翻弄し、ゴール左隅へと流し込み、悠々とこの日3得点目をゲット。わずか16分間でのハットトリックに、5万3885人の大観衆はただただ驚嘆するばかりだった。

 代表では2013年6月のグアテマラ戦以来となるハットトリックを達成。アルゼンチンは終了間際にはFWセルヒオ・アグエロも得点を決め、5ゴールの圧勝を飾った。コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが開幕戦で左肩を脱臼し、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは第2戦のベネズエラ戦で出場登録されていなかったことをベンチで知り、強化ガラスをパンチするなど大暴れするなど、主役候補には受難が続いていた。

 それだけにメッシのハットトリックは、今大会の主役が自分であることを告げる号砲になったのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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