メッシの“握手拒否”に「驚かなかった」 不満のジェスチャーに英雄アンリが持論
バルサ時代の同僚アンリ氏、メッシの握手拒否&PSGへの適応に言及
パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間19日のリーグ・アン第6節リヨン戦(2-1)に先発出場したが、ゴールがないまま後半に途中交代を告げられた。ベンチに下がる際にマウリシオ・ポチェッティーノ監督との握手を拒否したことが話題となっているが、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は元同僚メッシの振る舞いを擁護。メッシといえども新天地への適応には時間は必要だと主張している。
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今夏にバルセロナを契約満了で退団し、パリへと渡ったメッシ。8月29日のリーグ・アン第4節スタッド・ランス戦(2-0)でデビュー。ここまで公式戦3試合に出場したが、まだ待望の初ゴールは生まれていない。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1節クラブ・ブルージュ戦(1-1)ではスタメンフル出場だったが、直近のリヨン戦は76分間のプレーでお役御免に。メッシは同点で得点が求められる状況下で自分が交代されたことに不満を示すように、ポチェッティーノ監督と握手をせず、両手を広げるジェスチャーを見せた。
そんなメッシの振る舞いについて、バルサ時代に共闘したアンリ氏が「Amazon Prime」で語ったコメントを、英紙「デイリー・メール」が紹介している。元同僚メッシのこのリアクションについて驚いたかを問われたが、「いや、別に驚かなかったよ」と返答。「彼は交代したくなかったのだろう。監督と何を話したのかはわからない。それについては議論するのはやめておこう。得点をするためにピッチに残りたかったんだ」と、ストライカーとして得点がないまま交代することに不満を持つのは当然のことだと主張している。
バルセロナでの圧倒的な活躍と比べれば、わずか3試合とはいえ無得点という状況でも批判の声が上がるのはメッシにとっても宿命のようなものかもしれない。それでもアンリ氏は、たとえメッシといえども新しいチームに馴染むためには時間が必要だと話している。
「その時は静かにやってくるだろう。世界最高の選手でも適応には時間がかかるんだ」
アンリ氏もかつてアーセナルからバルセロナへ移籍した際には新チームのスタイルに馴染むまでに時間を要しただけに、パリで苦しむメッシを擁護した。
(FOOTBALL ZONE編集部)