「失態を取り戻す最低限の結果」 柴崎岳、最終予選黒星スタートからの中国戦辛勝に見解

オマーン戦に続いてスタメン出場となったMF柴崎岳【写真:ⓒJFA】
オマーン戦に続いてスタメン出場となったMF柴崎岳【写真:ⓒJFA】

オマーン戦の反省を受けて、「勝利を勝ち取っていくメンタリティー」が前面に出る

 森保一監督率いる日本代表は、7日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で中国代表を1-0で破った。2戦連続でボランチとして先発出場したMF柴崎岳は試合後、「中国戦の準備をスタンダードにしないといけない」と語っている。

 日本は2日に行われたW杯アジア最終予選のオマーン戦に0-1で敗れ、まさかの黒星スタートとなった。フル出場した柴崎は、中国戦を迎えるにあたってチーム内で“変化”があったことを明かす。

「一戦目、自分たちのパフォーマンスの低さから負けてしまい、個人も含めて、チーム全体として重く受け止めて、何とかこれを挽回していこうという雰囲気のなか、この中国戦までの準備期間で非常に練習から緊張感だったりとか、雰囲気がオマーン戦とはまた違ったものになりました。敗戦を受け入れて、しっかりと中国に対して向かって勝利を勝ち取っていくというメンタリティーは、今日の試合で出せた部分があると思います」

 5バックで構え、人数をかけたブロックを敷いた中国相手に、日本はボールを保持しながらも崩しきれず。前半23分、MF久保建英が大迫勇也とのワンツーで切り込んで右足シュートを放つもゴールポストを直撃し、惜しくも先制とはならなかった。

 その後も日本が圧倒的にボール保持率を高める試合になり、同38分には久保のミドルシュートのこぼれ球に伊東純也、大迫と詰めていく決定機も迎えたが決められず嫌なムードも漂った。しかし、同40分に右サイドで伊東がドリブルで縦に仕掛けてクロスを入れると、大迫がニアでコースを変えてゴール。待望の先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。

 FWエウケソン、DFティアス・ブラウニングの帰化選手が先発出場していた中国は後半17分、FWアラン、FWアロイージオというブラジルから帰化した選手2人を含む3枚替え。4-4-2に変更し、一転してハイプレスでの勝負をかけてきた。一進一退でゴール前の場面が少なくなってきた残り15分で、森保監督は伊東に代えてMF鎌田大地をトップ下に投入。ビルドアップで右サイドにポジションを取る柴崎と久保のところでボールが落ち着き、日本は1-0のまま逃げ切った。

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