浦和DF槙野、“3バック対策”に手応え 「初めてやる選手の並びでも難なくやれた」

浦和DF槙野智章【写真:Getty Images】
浦和DF槙野智章【写真:Getty Images】

3バックの広島相手に1-0で勝利、臨機応変にシステムを変えて対応

 浦和レッズは25日のJ1リーグ第26節でサンフレッチェ広島に1-0で勝利した。今季の課題になってきた3バックを採用する相手とのゲームで、DF槙野智章は守備面への手応えを話した。

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 浦和は今季からリカルド・ロドリゲス監督が就任し、選手の入れ替えも多く進むなかでシーズンを戦ってきている。ビルドアップから攻撃の局面では相手に応じて配置が変わるものの、相手ボール時には4-4-2で構えるのがベースになっていた。

 しかし、そのシステムが3バックを採用する相手には効率良く運ばずに苦戦する試合が続き、ロドリゲス監督や選手たちからは課題の一つとして話されてきた。そのなかで迎えたこの広島戦では、臨機応変に4バックと5バックを切り替えながら守る姿があった。

 前半15分に先制点を奪うと、広島がボールを持つ時間が長くなった。浦和は左サイドバックに入った新加入のデンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツの外側にMF関根貴大が下がってカバーするプレーや、逆にショルツがサイドに出た時はダブルボランチの一角であるMF伊藤敦樹が槙野とショルツの間に入ってスペースを埋め、常に決まった5人で最終ラインを構えるわけではないものの、前線に幅広く選手がポジションを取る広島に対応した。

 試合後に槙野は「今季3バックの相手に対してボールを持たれたり、勝ち点を取りこぼしたりしている試合があり、徳島戦が終わって広島戦までの間に新しいシステム、3枚の形を練習してきてすごく手応えがありました。初めてやる選手の並び、システムではありましたけど、難なくやれたかなと思っています。良い形で前半に点が取れたので、あとは割り切って守るだけだった」と、21日に敵地での徳島ヴォルティス戦を1-0で勝利して中3日の“突貫工事”の成果を話した。

 そのうえで「監督からスタートの配置は指示されているんですけど、自分たちは固定観念を持ちすぎず、臨機応変にやることを意識しています。今、こういうところで人数をかけられているからこうしようという話し合いができているのは良いのかなと。どちらかというと、監督がやれということをやるのはもちろんなんですけど、プラスで自分たちが起きていることに対しての修正力ができていることは、今の勝ち点を積み重ねて勝利に繋がっている要因の一つかなと思っています」と、ピッチ上の自主的な判断の積み重ねがあると話した。

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