奇跡のレスター優勝も驚くほど謙虚なラニエリ監督 英メディアに掲げた来季の目標とは

クラブ史上初のCL参戦も「本当に大事なことはプレミア残留」

 奇跡の初優勝を遂げたレスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督が、来季プレミアリーグ残留というあまりに謙虚な目標を掲げている。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 シーズン中も「優勝」の二文字を終盤戦まで決して口にしなかったイタリア人指揮官は、自身初のメジャータイトルを手にしても謙虚さを崩さなかった。ディフェンディングチャンピオンとして戦う新シーズンの展望を語った。

「おとぎ話は実現し、我々は勝った。もちろんタイトルを守りたい。ただ本当に大事なことは、プレミアリーグに残留することだ。我々のプレーは変わらない。チャンピオンとして臨むが、選手たちには正しい振る舞いを続けてほしいと思っている。どんな結果になっても受け入れるよ」 

昨季2部降格の危機に立たされたチームは、今季勝ち点81を積み上げた。2位アーセナルとの勝ち点差10という独走劇だった。来季はクラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場となるが、ラニエリ監督は今季同様、目標はあくまでプレミア残留と主張している。

 謙虚さを貫く理由は、今季軒並み不振に終わったビッグクラブの大改革を警戒しているからだ。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング