「信じられない」 天才メッシ、まさかのミス…ブラジル戦の”珍事”に海外騒然

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

コパ・アメリカ決勝でブラジルを1-0撃破、GKと1対1の決定機を逃した場面に驚き

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間10日に行われたブラジル代表とのコパ・アメリカ(南米選手権)決勝に先発フル出場し、悲願のA代表タイトルを獲得した。代表でのメジャートーナメント“無冠”に終止符を打ち歓喜に沸いた一方、試合終盤の決定機逸シーンに、スペインメディアが注目している。

 メッシは今大会で初戦からフル出場を続け、準決勝までの6試合で4得点5アシストと活躍。宿敵ブラジルとの決勝でも、その勢いを見せつけるかに思われたが、相手の徹底マークに遭い思い通りにはさせてもらえない。それでも1-0とリードして迎えた後半42分に、この試合最大のチャンスが到来する。

 カウンターの場面で敵陣左サイドからボールを運んだメッシは、中央のMFロドリゴ・デ・パウルへ浮き球のパスを供給。その流れのままペナルティーエリア内へと進み、相手最終ラインの背後でデ・パウルからスルーパスを受けると、GKエデルソンとの1対1の局面を迎える。勝利を決定づけられる絶好のチャンスだったが、この場面でコントロールミスを犯し、ピッチに転倒してしまった。

 このまさかのシーンに、スペイン紙「AS」は「メッシが1人でエデルソンに挑み、信じられないことが起こった:もしブラジルが引き分けたら…」と見出しを打ち注目。「エデルソンに対して1人になった時に失敗した。壮大なゴールを描きたかったのに、フィニッシュできないまま消えてしまった。アルゼンチンが勝利したため、このプレーを何年も覚えている人はいないはずだ。ただもし、ブラジルが引き分けていたら、メッシは違った目で見られていただろう」と綴っている。

 アルゼンチン代表として最多得点記録(76得点)を持つメッシ。驚異的な決定力を誇る名手だけにこの決定機逸シーンは、ある意味、珍事として映ったとしても不思議はないだろう。

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