昨季ミランを率いた”ピッポ”インザーギが、セリエBの指揮官として再出発へ

今季13位のアヴェッリーノ監督への就任が濃厚に エラス・ヴェローナも関心か

 ACミラン強化部のドタバタ劇に翻弄されたかつての名ストライカーが、セリエBの指揮官として再出発を果たす見通しが明らかになっている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、昨季ミランを率いたフィリッポ・インザーギ氏が来季からセリエBアヴェッリーノの監督に就任することが濃厚になったと報じている。

 アヴェッリーノは今季のセリエBを13位で終えたが、来季に向けて名前があり意欲のある指揮官を望んでいるという。そこに、インザーギ氏の名前が浮上したようだ。また、来季からセリエBに降格するエラス・ヴェローナからも関心が寄せられているという。

 インザーギ氏は昨季から2年契約でミランの監督に就任し、前半戦は日本代表FW本田圭佑のゴールラッシュもあり好位置をキープしていたが、後半戦に失速。契約を1年間残して解任の憂き目にあっていた。

 かねてからインザーギ氏は、ミランを離れることになった経緯について「契約期間中は話せない」として、堅く口を閉ざしていた。現地メディアでは、ミランとの契約が切れる6月以降の発言にも注目が集まる存在になっていた。

 だが、その前に指導者としての再スタートを切る準備が整いつつあるようだ。ミランの下部組織でスタートさせたキャリアは昨季に躓いてしまったが、来季以降は腰を据えてチームを作り上げ、“ピッポカラー”を前面に押し出したチームでイタリアに旋風を巻き起こすことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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