ハノーバー清武はわずか8億円で移籍可能? 激化する争奪戦に原口のヘルタも参戦か

独紙が降格時の契約条項として報じる セビージャも獲得に興味か

 2部への降格が決まっているハノーバーの日本代表MF清武弘嗣に対し、MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンが興味を示しているようだ。降格時には650万ユーロ(約8億円)で移籍可能となる契約条項が含まれているという背番号「10」は、今夏の移籍市場で注目の存在となっている。独紙「ビルト」が報じている。

 今季の清武は、シーズン途中に負傷による長期離脱があったものの、5得点6アシストとリーグ最下位のハノーバーで奮闘。ブンデスリーガ公式によるマン・オブ・ザ・マッチに、自己最多タイとなる5度も選出された。

 その活躍ぶりからスペインメディアではUEFAヨーロッパリーグ(EL)2連覇中で、今季も決勝に進出している強豪セビージャが獲得に興味を示していると報じられるほどだった。さらにニュルンベルクとハノーバーで結果を出した26歳に対して、再びドイツ内での移籍が浮上している。

 争奪戦に参加するのは今季好調のヘルタ。現在の6位をキープすれば、来季はELへ出場できる。パル・ダルダイ監督は「私たちは来季、新たなステップを踏み出さなければいけない。そのためには即戦力が必要」と補強の必要性を強調。その候補の一人として、清武の名前が挙がっている。ヘルタには日本代表の同僚で、ロンドン五輪世代の一員として各年代別代表でも共闘してきたFW原口が所属しており、ドイツで再びコンビを組むことになれば好連携を築くことも期待される。

 清武は今季からエースナンバー「10」を背負うチームの中心選手だ。しかし、契約には2部降格時には650万ユーロで移籍可能となる条項が含まれているという。ステップアップが噂される清武が今夏、どのような決断を下すのか注目が集まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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