ファン・ハール監督が欧州CLに参加できない状況に嘆き節 「参加するメリットは大きい」

 

「1週間に何度練習するよりも有意義」

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が今季欧州チャンピオンズリーグ出場権を持たない現実に改めて嘆き節となっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ初戦の数々の激戦を目の当たりにしたファン・ハール監督は「1週間に何度練習するよりも、世界最強のクラブたちと戦う方が有意義だと思う。高いレベルと対峙できるチャンピオンズリーグに参加するメリットは大きいと感じている」と語っている。

「今週もみんな見たと思うが、チェルシーは1-1ドロー。リバプールは最後に(勝ち点3)をプレゼントされ、アーセナルはこの大会で敗れた。全てのチームは多くの優秀な選手を揃えている。たった16選手ではなく、25人以上の選手が試合勘を持ってプレーすることができる」

 昨季デイビッド・モイーズ元監督の迷走でリーグ7位に終わった強豪が欧州のカップ戦参加資格を持たないことを理解した上で、ファン・ハール監督はこの仕事を受けたはずだった。そして、リーグカップ初戦3部MKドンズ戦で0-4とまさかの敗退。今はプレミアリーグとFAカップ以外、今季戦える公式戦はない。

 選手のプレーできる機会をさらに減少させた一因には、自らの采配もあったはずだ。そして、公式戦の試合数減少に伴い、香川真司がドルトムントに移籍するなど余剰人員と化した実力者を次々と放出。一方で、今夏の移籍市場で1億5000万ポンドを投入し、大型補強を実現したばかりだった。

 欧州CLに出られない現実を嘆くような発言も、巨額投資が失敗した時のための予防線なのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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