レスターの敵役トットナム指揮官が怒りの声 周囲から相次いだレスター推しに「危険なこと」

「我々の責任はプロフェッショナルである事」

 今季レスター・シティの優勝で幕を閉じようとしているプレミアリーグで、「おとぎ話」と呼ばれる中小クラブの優勝を後押しする声は世界的に広がった。一方で、優勝争いを繰り広げたライバルクラブは、プレミアリーグ内からも噴出した「レスター推し」の声に怒りの声を上げている。

 トットナムは今季2位と躍進のシーズンを迎えた。前節チェルシー戦では相手に目つぶし、踏みつけなどの蛮行を繰り返し、2-2のドローに終わった。そして、レスターの優勝が決まったが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、英衛星放 送「スカイ・スポーツ」で、怒りの声を上げている。

 アルゼンチン人の指揮官はこうまくし立てている。

「もしかすると、次のプレミアリーグのミーティングでは、監督、選手、スタッフも公の場での発言には気をつけなければいけないと、言う必要がある。フットボールの世界で我々の責任はプロフェッショナルである事。プロである以上は個人的な感想を述べるべきではない」

 同じロンドンを本拠地とするチェルシーのMFセスク・ファブレガス、エデン、アザールの両エースは、トットナム戦を前にレスターの優勝を希望する発言をしていた。ダービーマッチを戦う宿敵の優勝を願わないことは至極当然のプロの流儀だが、ポチェッティーノ監督にはレスター推しの声が煩わしかったようだ 。

 

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