若手台頭でサポーターの支持は取りつけた？

「この6カ月間、私は毎週クビと報道されてきた。だが、私はここにいる。これは私が今まで指揮してきたクラブで起きてきたことなんだ。ユナイテッドでも、契約したこれまでのクラブと同じ仕事をしている。人々は私が継承したスカッドを分析して、年齢的に今のチームと比較すべきだ」

　不死身の指揮官はこう語った。今季モナコから獲得したフランス代表FWアンソニー・マルシアル、下部組織から抜擢したFWマーカス・ラッシュフォードら若き逸材が、ファン・ハール政権で台頭してきている。これは間違いなく、オランダ人指揮官の手腕と言えるだろう。

　ファン・ハール政権に批判的な地元メディアと異なり、サポーターの支持は取りつけているとも、本人は確信している。

「町の人々の考えとメディアの報道では大きな差がある。大違いだ。私は自分の経験から発言している。自己弁護する必要などない。私は現実的な男だ。事実を話しているに過ぎない」

　来季ファン・ハール体制3年目へ――。不屈のオランダ人指揮官は自信を通り越し、もはや確信している様子だった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images