“不死身の指揮官”ファン・ハールが来季続投を確信 「君たちは来年私にまた会う」

チーム再建の途上であることを強調 「クラブが私に3年契約を求めたのだ」

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、自らの来季続投を断言している。英地元紙「サンデー・ミラー」が報じている。

 2014年ブラジル・ワールドカップでオランダ代表を3位に導いた戦略家は、”赤い悪魔”と3年契約を結んだ。2年間で強化費500億円を投じながらも優勝争いが遠い名門の状況から、今季チェルシーを解任されたジョゼ・モウリーニョ元監督が来季就任すると、地元メディアは盛んに報じている。

 だが、オランダ人監督の考えは180度異なっていた。

「(再建の道のりは険しいが)こうなることは分かっていた。クラブが私と契約した理由がここにある。我々はすでにこの話をしていた。プロセスには3年かかることは分かっていた。私は2年契約を望んだのだが、クラブが3年契約を求めたのだ。私ではない。3年契約を結んだのだから、君たちは来年私にまた会うだろう」

 メディアやサポーターから批判を浴びているファン・ハール監督は、まったく動じる素振りを見せていない。就任1年目の昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。今季は現在リーグ5位で、CL出場圏内の4位マンチェスター・シティと勝ち点差4ながら、1試合消化が少ないために僅差を保っている。FAカップは決勝進出を決めており、ユナイテッド監督就任後、初タイトル獲得を視野に入れる名将は、契約最終年となる来季続投に自信を示していた。

 

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