ダブルボランチの板倉と田中、2アシストの久保が満点評価

＜MF＞
■板倉　滉（フローニンゲン）＝★★★★★
　前半12分に立て続けにボール奪取を見せるなど、球際の強さを見せて相手の攻撃を食い止めた。前線のプレスがハマった際には、次のボールの出どころを確実に潰す。さらにCKから2ゴールを記録して勝利の立役者となった。

■田中　碧（川崎フロンターレ）＝★★★★★
　アルゼンチンのプレスを苦にせずに長短のパスで味方にボールを散らして攻撃のリズムを作る。前半26分には林大地へロングパスを通した。日本がボールを失った際の攻撃から守備の切り替えも早く、相手のカウンターの芽を摘み、攻守において高いパフォーマンスを見せた。

■食野亮太郎（リオ・アヴェ）＝★★★☆☆（→後半38分OUT）
　前線で相手にプレッシングをかけ、球際の強さで相手に負けずに戦った。プレーの決定が早すぎるあまりボールを持った際にフリーの味方を有効に使えないこともあったが、最後まで落ちない運動量で勝利に貢献した。

■旗手怜央（川崎フロンターレ）＝★★★☆☆（←後半38分IN）
　初戦は左サイドバックで起用されたが、この試合では2列目に入ってユーティリティー性を示した。守備のタスクをこなしながら、ボックス内でチャンスを作る場面もあり、しっかり試合に入っていった。

■久保建英（ヘタフェ）＝★★★★★（→後半30分OUT）
　2試合連続でトップ下に入って攻撃を組み立てる。アルゼンチンが素早くプレスを仕掛けてくるなか、前線を幅広く動きながら適切なプレーでチャンスを作り出す。さらにCKから板倉の2ゴールをアシストした。

■三好康児（アントワープ）＝★★★☆☆（←後半30分IN）
　日本がリードしたことで、反撃に出ようとするアルゼンチンがポゼッションを高めてきた時間帯での出場。前線でのハードワークはしっかりと見せて、後半45分には右サイドを突破し、個の力も見せた。

■相馬勇紀（名古屋グランパス）＝★★★☆☆（→後半43分OUT）
　相手のマークが厳しくなるなかでも、前半20分、同26分とアタッキングサードで仕掛けたドリブルで相手を置き去りにする。後半6分のシュートを決められなかった場面を含めて、ラストパス、フィニッシュの精度を高めたい。

■三笘　薫（川崎フロンターレ）＝評価なし（←後半43分IN）
　3点をリードした試合終盤で起用されたこともあり、攻撃面では見せ場はなかった。深い位置までボールを追いかけ、イエローカードをもらうように最後まで戦う姿勢を示したが、出場時間も短く評価はなし。

（出場なし）
中山雄太（ズウォレ）