川崎が”鬼門”の敵地でG大阪に初勝利! 大久保のJ1通算162点目で逃げ切る

小林との連携からエースが鮮やかに決勝弾 前節の敗戦ショックを拭う

 3万人を超える観衆が詰めかけた敵地で、3年連続得点王が鮮やかな一撃を叩き込んだ。川崎フロンターレのFW大久保嘉人は、J1ファーストステージ第9節ガンバ大阪戦の前半30分に、決勝点となる先制ゴールをゲット。自身の持つJ1最多ゴール記録を「162」に伸ばし、アウェーでのG大阪戦初勝利の原動力となった。

 川崎は前節の浦和レッズとの首位攻防戦を、0-1という最少スコアながら、内容では大きな差を見せつけられて今季のリーグ戦初黒星を喫した。そのショックから中4日で相対したのは、日本代表FW宇佐美貴史、MF遠藤保仁やMF今野泰幸らを擁するG大阪。しかし敵地に乗り込んだチームは、臆することなくアグレッシブな姿勢を見せてホームチームを押し込んでいく。

 それが実ったのは前半30分のことだった。大久保がペナルティエリア外やや右に差しかかるところでFW小林悠にパスを送ると、小林はマーカーとの1対1を制して左足でクロスを送る。そこに身長170センチの大久保がジャンプ一番ヘディングで合わせて先制点を奪い取った。値千金のゴールに敵地に駆けつけた川崎サポーターが沸き、目の前でその決定力の高さを見せつけられたG大阪サポーターを沈黙させた。

「(小林)悠がいい切り返しで相手を抜いたんで。その瞬間、オレはペナルティエリアに入ったばかりでしたけど、抜いた瞬間に走る速度を変えました。(G大阪サポーターの反応は)気持ちいいですよ! ブーイングも受けましたが(笑)」

 

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