万博では昨季まで3分8敗と一度も勝てず

　こう語った大久保は「このスタジアムは雰囲気が最高ですね。ヨーロッパの雰囲気に似ているし。そこでゴールを奪えたので気持ちも上がります」と語り、市立吹田サッカースタジアムでの自身初ゴールに笑顔を浮かべた。

　実は川崎にとって、G大阪の旧本拠地・万博記念陸上競技場は“鬼門”だった。万博に乗り込んでのリーグ戦通算成績は3分8敗と、一度も勝利を挙げられなかった。しかし今季からG大阪の新本拠地となった吹田スタジアムでの初戦で、その呪縛を解き放った。

「ガンバのホームでは勝てていなかったからね。まあ、勝つためには頑張るしかないんで」

　大久保は簡潔な言葉で勝利を噛みしめた。首位の浦和が名古屋グランパスを相手に4-1で勝利したため首位奪還とはならなかったが、エースの決勝弾で得た勝ち点3は、ゴールデンウィークの連戦初戦として最高のスタートとなったのは間違いない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images