“凋落の王者”リバプール、ホームで泥沼6連敗 英識者も衝撃「理解できない」

屈辱のホーム6連敗となったリバプール【写真:AP】
屈辱のホーム6連敗となったリバプール【写真:AP】

フルハムに0-1で敗れ屈辱のホーム6連敗、キャラガー氏ら識者も驚く凋落ぶり

 昨季プレミアリーグ王者のリバプールは現地時間7日にフルハムと対戦し、0-1で敗戦。屈辱のホーム6連敗となった。リバプールの元キャプテンである元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏や元アイルランド代表MFロイ・キーン氏ら英衛星放送「スカイ・スポーツ」の解説陣も一様にリバプールの危機を指摘している。

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 泥沼の連敗だ。前節チェルシーに0-1で敗れ、クラブ史上初のホーム5戦連続黒星を喫したリバプール。今節は残留争いの渦中にいるフルハムにも不覚を取る結果となった。

 前半45分にフルハムMFマリオ・レミナに得点を許し、最後までそのビハインドをひっくり返すことができなかった。プレミアリーグで初のホーム6連敗。年明け以降では8敗目(3勝1分)となった。

 現地解説陣もユルゲン・クロップ監督率いるチームに厳しい視線を送っている。リバプールOBのキャラガー氏は、昨季以前のチームとは全く別物になったと指摘している。

「昨シーズンのリバプールなら、終盤にゴールを奪っていただろう。マンチェスター・シティを追いかけていたその前の年もそうだ。クロップは彼のチームを“メンタリティーモンスター”と呼び、その呼び名に相応しいチームだった。だが、今の彼らはメンタリティー・ミジェット(小人、小動物)のようだ」

 さらに同氏は、勝ち点43で足踏みとなり8位にとどまるリバプールが、「トップ4から遠のいた」と来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得が厳しい状況だと語った。4位チェルシーとは4ポイント差だが、チェルシーは1試合消化が少なく、その差がさらに広がる可能性がある。

 また、元マンチェスター・ユナイテッド主将のキーン氏は「リバプールの最大の心配事は、チームとしてプレーできていないこと」と指摘し、「今はリバプールにとって危機的な時期」とチームとしての崩壊を危惧した。

 元スコットランド代表MFグレアム・スーネス氏も「理解できない。あんなに良いチームが、どうしてこんな平均的なチームになってしまったのか」とリバプールの転落劇に驚きを隠せない様子だ。ディフェンスリーダーのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを筆頭に負傷者続出のアクシデントに見舞われているとはいえ、昨季圧倒的な強さでプレミアを制した王者の凋落ぶりは現地でも大きな衝撃を与えているようだ。

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