「素晴らしいプレーをしていたが…」 吉田麻也、失点場面の判断に伊メディア疑問符
サンプドリアはアタランタに0-2敗戦、先制点を許した場面での対応に厳しい指摘
イタリア・セリエAのサンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也は、現地時間2月28日のリーグ第24節アタランタ戦でフル出場したが、チームは0-2で敗れた。イタリアメディアでは、先制点の場面での選択に疑問が呈された。
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前節に強豪ラツィオに0-1で敗れ連敗は避けたいサンプドリアだったが、この日の相手は昨季と今季の2シーズン連続でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出を果たしている強豪だった。
その相手に対して前半40分、吉田が縦パスを受けたFWルイス・ムリエルのマークについたところ、クロスオーバーして中央に入ってきたウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキーに突破を許して先制を許してしまった。そして、サンプドリアは後半にも失点して0-2で敗れた。
イタリアメディアの採点では、この先制点の場面がピックアップされた。サッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、吉田を「6点」としたうえで、「ゴールの場面でムリエルを追いかけ、スペースを空けてマリノフスキーの侵入を許した。残念だ。なぜなら(DFアレックス・)フェラーリと前半は素晴らしいプレーをしていたのに」と、この失点に絡んだこと以外は前向きな評価だった。
また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では「5.5」と採点されたうえで、吉田は「アタランタのボールホルダーを制限する決断をして、ムリエルからのカットを諦めなったが、そのポジションが悪くマリノフスキーの先制点を招いてしまった」と、ここでも先制点を許した際のポジショニングが指摘された。
サンプドリアはこれで2連敗を喫し、次節はミッドウィークとなる現地時間3日にジェノアとの“ジェノバ・ダービー”を迎える。ダービーマッチに敗れて3連敗となればチームにとってのダメージは非常に大きくなるだけに、悪いムードを変える勝利を引き寄せたいところだ。