シント=トロイデン移籍の橋岡大樹、初の海外挑戦で挙げた目標と課題は?

シント=トロイデンに移籍した橋岡大樹【写真提供:©STVV】
シント=トロイデンに移籍した橋岡大樹【写真提供:©STVV】

浦和から2022年6月までの期限付きでベルギーリーグに挑戦

 浦和レッズからベルギー1部シント=トロイデンへの期限付き移籍が発表された東京五輪世代のU-24日本代表DF橋岡大樹が、現地時間4日に入団会見を実施。新たに背番号「4」のユニフォームを身に纏い、「絶対にできるという気持ちがあった」と、初の海外挑戦に自信を見せた。

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 橋岡はジュニアユースから浦和の下部組織でプレーし、ユース所属の2017年(高校3年生当時)に2種登録されてルヴァンカップでプロデビューを果たした。翌年からは、ユース時代に指導を受けた大槻毅監督や、オズワルド・オリヴェイラ監督に能力を認められ、プロ1年目からレギュラーで活躍。19年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準優勝にも主力メンバーとして大きく貢献した。

 橋岡は21歳でのベルギー移籍について「前々から自分の中で海外に挑戦したい気持ちが強かった。いつ出るかは悩んだけれども、このタイミングで出られるとなって悩まずに、行きたいとチーム(浦和)にも伝えた。自分のプレーが世界で通用するかを知りたかったし、日本を出て世界の体のでかい人だったりと一緒にやって、もっとできるようになってからワールドカップ(W杯)や欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出たいと思った」と、その思いを語った。

 橋岡は浦和時代、U-20ワールドカップの中心メンバーとして期待されたものの、負傷で出場が叶わなかった。しかし、ACLでは北京国安のMFレナト・アウグストや上海上港のMFオスカル、FWフッキといったブラジル代表選手とのマッチアップを経験し、「いろいろな有名な選手と対戦してきたけれども、そこで自信もついてきて絶対にできるという気持ちがあった」と、一つの物差しを経験した。そのうえで「対人やヘディングの強さがどれだけ通用するかは楽しみにしている」と、長所を生かすイメージはできているようだ。

 浦和ではサイドバックでのプレーが多かったが、本来の希望はセンターバック。それだけに、「身長の部分でものすごくでかい選手も多いと思うので、そこは一つの壁だと思う。プレーしていくごとに、コイツはでかい選手にも負けないなと思わせられれば大丈夫だと思う。センターバックでやりたいと思っているし、今後は考えていきたい」と意気込む。

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