バルサがC・ロナウド獲得“拒否”の過去判明 元会長明言「我々はすでに投資していた」
元会長ラポルタ氏、ロナウジーニョの存在がC・ロナウド獲得見送りに直結したと言及
バルセロナの元会長、ジョアン・ラポルタ氏が過去にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)獲得のチャンスがありながらそれを拒否した理由を明かした。後に“メッシの師匠”となる元ブラジル代表の存在が関係していたという。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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ラポルタ氏は2003年に会長選挙で当選し、バルセロナの会長に就任。大型補強を実現させるなどクラブに変革を起こし、04-05シーズンにクラブは6季ぶりにリーガ・エスパニョーラを制覇。翌05-06シーズンにはリーガ連覇とUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たした。
そのラポルタ体制で、バルセロナは当時まだポルトガルでプレーしていたロナウド獲得のチャンスがあったようだ。ラポルタ会長はこれを拒否していたというが、その理由についてツイッターを通じて明らかにした。
「(2003年に)我々はロナウジーニョとラファ・マルケスと契約しようとしていた。マルケスの関係者は我々にクリスティアーノ・ロナウドを提案してきたんだ。彼がまだスポルティングCPにいたときだ。彼の代理人の1人は、(マンチェスター・)ユナイテッドに1900万ユーロ(約20億円)で売ろうとしている選手がいると言った。だが、彼らは我々になら1700万ユーロ(約21億円)で売ると言ってきた。しかし、我々はすでにロナウジーニョに投資をしていたんだ」
当時のロナウドは今のようにストライカーというよりは、サイドから積極的にドリブルで仕掛けるプレースタイル。同じくサイドを起点にプレーするロナウジーニョとポジションが重なることから、ラポルタ氏はロナウドの獲得を見送ったのだという。
マルカ紙は「ロナウジーニョはリオネル・メッシにとって偉大な師匠だった。バルセロナで若きアルゼンチン人(メッシ)を育てた。現在のチームのキャプテンは彼の下で大きな成長を遂げた」とロナウジーニョとメッシの“師弟関係”に言及。その上で「ラポルタがもしクリスティアーノと契約していたら、現代のフットボールは全く違ったものになっていたかもしれない」と記した。
サッカー界最高の選手として並び称されるメッシとロナウド。対戦相手としてしのぎを削り合ってきた2人だが、バルセロナで共存する可能性があったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)