伊代表GKが右膝重傷でEURO絶望 ミラン守護神がEURO最年少出場記録の更新なるか

GKマッティアを襲った悲劇 代役はドンナルンマか

 6月の欧州選手権(EURO)で、イタリアに最年少出場記録が生まれる可能性が急浮上している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 9日のサッスオーロ戦で味方選手と接触して倒れ込んだジェノアのイタリア代表GKマッティア・ぺリンが、右膝の前十字靭帯断裂と半月板の損傷であると発表され、半年間の戦線離脱になるという。当然、EURO出場の道は断たれた。正GKのジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)は、自身のツイッターを通じて「マッティアに幸運を。以前より強くなって帰ってこい」と激励のメッセージを送っている。

 しかし、代表チームとすればGKの席が一つ空席になる。同紙は、そこに日本代表FW本田圭佑が所属するACミランで、17歳にして守護神として君臨するジャンルイジ・ドンナルンマが選出されるとの予想を報じている。

 これまでのEUROでの最年少出場記録は、前回大会でオランダのDFイェトロ・ビレムスが、18歳71日で出場したものだ。2月に17歳になったばかりのドンナルンマは、6月10日に開幕して7月10日に決勝戦が行われる大会期間中であれば、どのタイミングであっても出場した瞬間に最年少記録を更新することになる。

 シニシャ・ミハイロビッチ監督が電撃解任されるなど、混迷を極めて凋落の名門となっているミランにあって、数少ない光明の一つとして注目を浴びているドンナルンマ。同じ「ジャンルイジ」のファーストネームからも「ブッフォン二世」としてイタリアの期待を集める17歳は、歴史に名前を残すことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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