元日本代表の“名ボランチ”が遠藤航を称賛 ドイツで「洗練されてきた」プレーとは?

かつて日本代表で活躍した福西崇史氏がMF遠藤航の成長について言及【写真:Football ZONE web】
かつて日本代表で活躍した福西崇史氏がMF遠藤航の成長について言及【写真:Football ZONE web】

「様々な状況における判断が整理され、経験が積み重なってきている」

 外国人選手とのサイズやパワー、スピードといった身体的な差をいかに埋めるかというのは、これまで多くの日本人選手が直面してきた課題だ。福西氏自身も現役時代、日本代表として海外の強豪国と対戦する時などは、Jリーグでのプレーとはやり方や意識を変えていたという。

「速い選手に間を空けてしまうとスピードに乗られてしまう。だったら間合いを詰めなきゃいけない。だけど詰めるタイミングを失ったら、デュエルで負ける確率は高くなるし、自分が負けてしまうとチームが不利になるから、人のいるほうへ追い込もうと。あるいは少しでも自分の体勢が良くなる、自分が取れる状況を作り出すために味方を使いながらやったりとかもしました。味方を使いながら追い込んでもらって、相手の体勢が崩れた時に自分が行くとか。体格が大きい選手に正面からぶつかっても勝てないので、ちょっとタイミングをずらして行くとか、ちょっと相手の体勢を崩しておいて2回目に行くとか。やり方はいろいろで、その時によって変えていましたね。

 遠藤に関しても、そういう部分が自分のなかでいろいろと整理されてきているのではないかなと。いろいろと経験をして、こういうタイミングならこうだな、この相手ならこっちのほうがいい、周りの状況を見て近くに誰かがいるから自分はここで取れるなとか、様々な状況における判断が整理され、経験が積み重なってきているのではないかと思います」

 遠藤は現在27歳。年齢的には選手として、まさにキャリアのピークを迎えようとしている。「もちろん(フィジカル面で)パワーアップしているなかで、自分の活かし方というのがいい」と、福西氏も心身両面での充実ぶりを称賛する日本人ボランチの、さらなる進化に期待は高まるばかりだ。

[プロフィール]
福西崇史/1976年9月1日生まれ、愛媛県出身。95年にFWとしてジュビロ磐田に加入すると、プロ入り後にボランチへコンバートされ黄金時代を迎えたチームの中盤を支えた。J1通算349試合62得点の成績を残し、Jリーグベストイレブンも4度受賞。日本代表としても国際Aマッチ64試合7得点を記録し、2002年日韓大会、06年ドイツ大会とワールドカップに2度出場した。04年アジアカップでは優勝を経験している。

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