「もっとパスを入れてあげるべき」 レフティー小林祐希が考える久保建英の“活用法”

ビジャレアルMF久保建英について語ったアル・ホールMF小林祐希【写真:Noriko NAGANO & AP】
ビジャレアルMF久保建英について語ったアル・ホールMF小林祐希【写真:Noriko NAGANO & AP】

久保のA代表デビュー戦となったエルサルバドル戦は「後ろからパスを出しやすかった」

 ビジャレアルのMF久保建英は、2019年6月に歴代2位の若さとなる18歳5日でA代表デビューを果たし、ここまで計11キャップを刻んでいる。現状では、得意とする右サイドよりも左サイドでの起用が多く、ポテンシャルを最大限に発揮できていない感は否めない。同じレフティーで、代表での共闘経験を持つ“プラチナ世代”のMF小林祐希(アル・ホール)に、改めて久保の特徴について訊いた。

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 遡ること1年半、2019年6月シリーズで小林と久保は初めて日本代表でチームメートになり、合宿中に頻繁に会話を交わす様子が見受けられた。当時、同じ左利きとしてフィーリングが重なる部分があるとし、「一緒にやればたぶん合うと思う。彼は走れば前に出てくるし、俺も前でボールを受けたいので、彼に預けて裏に、というのがイメージです」と話していた。

 同年6月9日のエルサルバドル戦(2-0)は、久保が途中出場した後半22分から13分間、3-4-2-1システムのボランチとシャドーとして同じピッチに立った。小林がパスに込めたイメージを的確にくみ取って、すぐさまプレーに移行していたと振り返る。

「俺がボールを持ったら、全部久保くんに出すという勢いでパスを出しました。ボールを受けに来る位置とタイミング、体の向き、そのあとの展開の早さとか、素晴らしい。イメージを持ってパスのスピード、どちらの足につけるかを選択しますけど、そのとおりにスムーズに行くし、こっちが裏をかかれる時もあります。後ろから見ていて出しやすくて、仮に少しズレたとしてもなんとかしてくれる。だから、もっとガンガンとパスを出して久保くんにボールを触らせればいいと思います」

 久保はこれまで右サイドで持ち味を発揮してきた一方、レアル・マドリードから期限付き移籍したビジャレアルでは左サイドでの起用が多く、ほかにもトップ下、シャドーなどでテストされている。それは日本代表においても同様で、ウナイ・エメリ監督や森保一監督の采配に対して非難の声が上がることも少なくない。ただ、久保のポテンシャルは“ポジションの概念”を超越していると小林は話す。

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