C大阪DF瀬古歩夢、ベストヤングプレーヤー賞選出 「この賞に恥じないプレーを」

今季のベストヤングプレーヤー賞を受賞したセレッソ大阪DF瀬古歩夢【写真:高橋 学】
今季のベストヤングプレーヤー賞を受賞したセレッソ大阪DF瀬古歩夢【写真:高橋 学】

ルヴァン杯のヤングヒーロー賞との“ダブル受賞”を達成

 Jリーグは21日に今季のベストヤングプレーヤー賞の発表を行い、セレッソ大阪のDF瀬古歩夢が選出された。史上4人目となる、ルヴァン杯のヤングヒーロー賞とのダブル受賞という快挙になった。

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 2000年生まれで20歳の瀬古はC大阪の下部組織から育ち、17年には16歳11カ月で2種登録でのプロデビューも経験している。今季はミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の信頼を得てリーグ戦で27試合に出場し、レギュラーを獲得した。そうした流れについて瀬古は「昨シーズンに比べて今季はコンスタントに試合に出ることができ、それが今回の賞につながったと思う。守備のところで成長があったと思っている」と振り返った。

 そのキーマンとなったのは、やはりロティーナ監督だったようだ。チームとしてリーグ3位タイの37失点と守備組織の構築に優れた指揮官との関係に「守備の部分で教わったことが多い。ポジションの取り方など昨年よりも的確にできるようになって、それを評価して使ってもらったと思う」と語っている。

 今季は変則開催となったルヴァン杯で、C大阪は準々決勝で敗退となったものの、グループステージでの傑出したプレーが高く評価されてニューヒーロー賞に選出された。そしてJリーグではヤングヒーロー賞を受賞。ダブル受賞は史上4人目となり、間違いなく今の日本サッカー界で最も旬の若手プレーヤーだと言えるだろう。

 来季に向けて「この賞に恥じないプレーをしないといけない。セレッソとしてはリーグ優勝。個人としてはベストイレブンやMVPを狙っていきたい」と宣言し、延期された東京五輪代表についても「自分の持ち味を存分に出すことはもちろん、声をかけるなどやるべきことをやることで定位置が見えてくると思う」と自信を見せる瀬古。その活躍に大きな期待がかかる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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