レアルDFのCLでの”大根役者”ぶりが話題に 被害者を装った演技にヴォルフスブルク監督も大激怒

CL準々決勝でマルセロが、小競り合いとなったアーノルドに頭突きをして”偽ダイブ”

 レアル・マドリードのDFマルセロが、UEFAチャンピオンズリーグで衝撃的なダイブを披露した。ヴォルフスブルクとの準々決勝第1戦で、自らが相手選手に頭突きをしておきながら倒れるという“大根役者”ぶりに、相手指揮官と選手は怒り心頭だったと、ドイツ紙「ビルト」が報じている。

 この日のレアルは、2日のクラシコで見せたような集中力がまったくなく、ブンデスリーガで8位と中位に沈むヴォルフスブルクに、敵地で0-2と敗戦した。その不甲斐ない試合で悪目立ちしたのがマルセロだった。後半24分、この日2点目を決めたMFマキシミリアン・アーノルドから、競り合った後に軽く蹴り上げたことに対して文句を言われると、マルセロは胸に向かって軽く頭突きをする。すると次の瞬間、ブラジル代表DFは口元を手で押さえながらもんどり打ってピッチへと倒れ込んだ。

 この演技を発端に両チームの小競り合いが起きた。そこでは本来被害者のはずのアーノルド、そしてレアルのMFギャレス・ベイルにイエローカードが提示されたが、なぜかマルセロは無罪だった。

 この裁定に怒り心頭だったのが、ヴォルフスブルクの面々だ。ディーター・ヘッキング監督は、試合後の会見で以下のようにマルセロの行為を痛烈に批判した。

「彼はピエロでも呼んだのだろうか? 私はマルセロに対して『演技するのはやめろ!』と言ったんだ。もし彼があのシーンで退場になっていたとしても、不満を言う資格はまったくなかったと思う」

 

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